ITが疎い妻でも、「3分でわかる」を目指し、なるべく平易な言葉で纏めました。
私自身で調べた知識となるため、間違っている表現・内容もあるかもしれませんが、その場合は優しく指摘頂けると嬉しいです。
NFTとは何か
NFTは、Non-Fungible Tokenの略語で、日本語では非代替性トークンです。
デジタルデータの所有権を一意に示すしるし(=トークン)になります。
(NFTは、ブロックチェーンという技術がベースになっているのですが、ブロックチェーンの説明は省略します。)
NFTが解決できることは何か
NFTを使うことで、あらゆるデジタルデータに偽造不可な所有証明書を付けられます。
デジタルデータの所有者が明確になるため、海賊版の撲滅、クリエイターの収益源確保が実現できます。
ピカソの絵は、ピカソが描いた現物の絵に価値があり、複製された絵の資産価値は低いです。
一方、デジタルデータは、容易にコピー・改ざんができるため、海賊版といったデータが出回り、クリエイターや販売元の儲けよりも、再販業者の儲けの方が大きくなる、といったことが起きていました。
ここで、NFTの仕組みを使うことで、デジタルデータも現物の絵と同じように、デジタルデータとその証明書のセットで、本物である証明ができるようになりました。
具体的にはどういった仕組みなのか
クリエイターがNFT取引所でデジタルデータ(例としてデジタルアート作品)を販売します。
購入者は、デジタルアートを個人宅で鑑賞するために使用しても良いし、価値が上がったところで所有権を再販することもできます。
なお、再販した場合は、再販時の利益の一部がクリエイターにも収入として入ってくるため、クリエイターの収益源確保が実現できます。
NFTではどんなものが売れているのか
デジタルアート作家であるBeeple(ビープル)の作品「5000 Days」:約75億円
Twitter創業者のジャック・ドーシー氏の出品した同氏の初ツイート:約3億円
「NBAトップショット」で販売されているNBA選手たちが試合中に披露した決定的瞬間をおさめた「モーメント(Moments)」と呼ばれる動画:高額なもので数千万
VRアーティスト・せきぐちあいみのNFTアート作品:約1,300万
NFTの今後の課題は
上述の通り、NFT取引所でデジタルデータの購入が可能となりますが、購入のための手続きが煩雑かつ手数料が高い、という課題があります。
まとめ
NFTは、Non-Fungible Tokenの略語で、日本語では非代替性トークンのことであり、デジタルデータの所有権を一意に示すしるし(=トークン)。
あらゆるデジタルデータに偽造不可な所有証明書を付けられ、所有者を一意に特定できるようになることで、海賊版の撲滅、クリエイターの収益源確保が実現できる。
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